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高速モード

処理手順

最初に対象となる原画像をTD-HRS に取り込みます。

次に、対象となる原画像よりテンプレートとなる部分を収集し、自動車等に特徴的な金属材質様の光学的統計量を算出します。例えば、ハイライト部から背景部にかけての輝度値の分散値を特徴パラメータとして抽出します。この特徴パラメータは、テンプレートとなった自動車の方向やボディの明るさに依存しない特徴を備えています。

原画像より収集されたテンプレートの特徴パラメータを満たす箇所を候補領域として抽出します。更に、候補領域とテンプレートの輪郭をもとに、対象物を重複しないように抽出します。

テンプレートとのパターン照合は、回転角に依存しない判定だけで処理されています。従いまして、高精度モードより処理時間は桁違いに短縮されます。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

機 能

原画像に含まれる対象物がどのような方向に配置されていても、またボディの色が背景部より明るいか暗いかにかかわらず検出可能です。  
対象物の大きさが顕著に異なる場合には、それぞれのテンプレートを作成して、探索することを推奨します。
高精度モードと異なり、方向は判定されませんが、処理結果として、候補物の位置を原画像に表示し、候補物の個数も表示します。